少し抵抗を覚える地、大阪。

ここ数ヶ月

『江戸の戯画』のことで

楽しみにしていた大阪行き。

ではありますが

個人的に時折

重たい気分にもなるのが

大阪。


まぁ大阪のせいにするつもりもなく

ものすごく

恨みを持っているわけでもありません

先に言うと。


過去に

何人かの友人が

大阪に引っ越して行きました。

そのうちのひとりが

引っ越して数ヶ月後

手紙をくれたのです。

そこにあったのは

歩くこと

話すこと

あらゆるスピードについていけず

苦しい日々を送っているという

想像外の言葉でした。

誰かに何かを言われれば

それをあっという間に深読みして

どんどん感情を崩壊させていくのを

誰も止められませんでした。

あいだあいだで

手紙や電話のやりとりをしたり

直接会うこともあったのですが

あらゆる幻を身にまとわせて

違う世界へ行くことでしか

命を長らえることができなくなりました。


「大阪へなんか

行かなきゃよかったのに」と

筋違いは承知の上で思うことが

今でも時々あります。

そんな感情があるので

たとえ国芳が見られるとわかっていても

どこか腰が重くなってしまう。

美術館の中に居るときだけは

そんなこと忘れちゃうんだろうけれどね。





金魚の泉 Aqua Red

歌川国芳の『金魚づくし』を含む金魚好き。

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